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社会に求められる人材とは? 越境人材が社会をリードする。

ARTICLE|2017年09月02日

2017年09月02日

今の社会にとって必要な人材とは、どんな人なのか。特にこれから就職活動や転職活動を目前にしている方々は、少しでも考えたことがあるのではないでしょうか。また、経営者や既に会社でバリバリ働いている人にとっても、人材については日々悩むところでもあると思います。

どんどん変化していく時代で、環境に適応し、継続的に利益を出し続けていくために、一体どんな人材になればいいのか。どんな人を採用すればいいのか。仲間として誰を迎え入れればいいのか。様々な役割や環境によって異なってくることは勿論ですが、その中でも確実に「この人が必要だ」と言えるようなタイプがあります。

それが「越境人材」です。越境というと国と国の国境を越えるようなイメージですが、今回はまったく別です。ここで言う越境人材とは「論理的思考」と「デザイン思考」の両方を持ち合わせる人材のことを指します。

越境人材とは「デザイン思考」と「論理的思考」の持ち主

ビジネスや経営、アカウントやディレクター、営業職のように、よりビジネスの側面に触れる人々にとって「論理的思考」はある程度、馴染み深いものでしょう。それぞれ、本を呼んだり実践したりして、身につけようとした方も多いのではないでしょうか。

論理的思考とは、簡単に言えば、問題が何かを探りあて、どうやれば問題を解決出来るのかを、論理的に考えていく思考法です。全ての物事をロジカルに組み立て、検証し、明確に筋書きを立ててから実行します。

では、デザイン思考とは何でしょうか。単純に言えば「とにかく作る」ということです。作ってみてから考える。走りながら作っていく。思考に制限を付けることなく、あらゆるジャンル、ユーザー、考え方、技術を受け入れ、最適な形を試しながら作りあげていくイメージです。

こちらは、グラフィックデザイナーやウェブデザイナーなど、クリエイティブを生業にする人が日常的に使っている考え方を体系化したものです。デザイナーのような職業にとって、デザイン思考はある程度「当たり前」に活用されていることでしょう。

論理的思考とデザイン思考は逆の立場にあります。仮説をたて、検証し、ロジカルに問題を解決していく論理的思考と、走りながらあらゆる制約や規制という枠組みを越え、ある程度、緩いプロセスで問題解決を成し遂げていくデザイン思考。

一見、まったく共同作業にはなり得ないような思考の違いです。しかし、現代社会のイノベーションおよび企業の問題解決において、双方の思考が両立して存在していることが、大きな進化の条件になっていることは疑いようがありません。

例えば最近、多くのユーザーに受け入れられたビジネスは、デザイン思考で作られています。市場の変化も環境の変化も早い時代の場合、時間をかけて作り上げたビジネスモデルが、瞬く間に時代遅れになっていることは多々あります。

さらに、既存のサービスに少し変化を加えただけのビジネスは通用せず、ユーザーや消費者にとって、明確に違いが分かるような形でなければなりません。既存のサービスに微々たる差別化で売れた時代は、数年前にはもう通用しなくなっています。ということは、まったく新しい発想から未知の経験を生み出すことを考えなければならず、必然的に過去の経験の価値は薄れます。

つまり、やってみるしか無いのです。

そういったデザイン思考の中で、かつ論理的に解決する思考を適材適所に取り入れていくことに寄って、より新規の発想を効率的に進めていくことが出来るのです。論理的に考えるか、それともデザイン的に考えるか、というように分業しただけでは、現代社会のビジネス上の問題を解決することは難しくなってきています。その両方を組み合わせた形が必要とされているのです。

デザイン、ビジネス、エンジニア、これらは今まで分業され、それぞれの部門がそれぞれの方法ですすめることが、最適だと考えられてきました。しかし、今後の社会においては、それら全ての考え方を理解し、状況に応じて使い分けることができる「越境人材」こそが、求められているのです。あらゆる思考のクロスオーバーの中に、時代を掴むチャンスが眠っています。

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shota ueyama

起業家×ウェブクリエイター。日本国内だけでなく世界中で活動。 2015年、セブ島にて立ち上げた日本人対象のクリエイター育成スクールを売却。 帰国後は起業家育成プログラムを立ち上げ、起業家育成に従事するほか、中小企業様のマーケティング戦略策定、ウェブ開発技術を個人で提供。 現在はアメリカの投資家と組み、日本において、ベンチャー起業の投資および、取締役としてメンバーに参加する形での、企業支援・起業家育成活動に取り組む。

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