Rakuten Profit Organizerは、楽天市場における店舗運営で散乱しやすい売上データ、RPP広告費、店舗負担ポイント、アフィリエイト成果報酬、R-mail送信費用などを一箇所で突合し、リアルな限界利益と営業利益を算出するローカルファーストのWebアプリケーションです。RMSからダウンロードした売上データCSVや各種レポートファイルを読み込ませるだけで、日別および商品ごとの純利益とROASを瞬時に可視化します。
開発の背景と抱えていた課題
楽天市場の店舗運営では、月間の総売上高だけで採算を判断すると大きな落とし穴にはまります。RPP広告やクーポン費用、顧客に付与した店舗負担ポイント、アフィリエイト手数料、メルマガ発行コストなどが個別のレポートとして分散しているため、「売上は伸びているのに手元に現金が残らない」「どの商品が広告費負けしているのか分からない」といった課題が頻発していました。
システムアーキテクチャと主な特徴
マルチレポートの自動突合アルゴリズム RMSの売上データ、RPP広告レポート、各種手数料CSVをアップロードするだけで、商品SKUや注文IDをキーにして全コスト要素を自動的に紐付け・照合します。
商品別・日別の限界利益可視化 売上原価(原価率)や送料を設定しておくことで、商品ごとの1個あたり粗利益、広告費比率、ROAS、および各種控除後の実質的な純利益額をグラフとテーブルで分かりやすく表示します。
ローカル完結のデータ保護 センシティブな店舗の売上データや利益率情報を外部のクラウドサーバーへ送信することなく、Webブラウザローカル環境内で高速に解析・処理を行う安心設計です。
実装されている主な機能
- RMS売上CSVおよび各種レポートの一括読み込み
- RPP広告・クーポン・ポイント負担・成果報酬の自動突合
- 日別・月別の店舗全体収支ダッシュボード
- 商品(SKU)ごとの実質純利益とROAS算出
- 商品原価および配送コストの柔軟なマスター設定
- 利益率の低い「広告負け商品」のアラート抽出
- ブラウザローカル処理による高度なデータプライバシー保護
- CSVおよびExcel形式での各種集計結果エクスポート
想定される利用シーン
- 楽天市場に出店しており、商品ごとの正確な採算を把握したいEC事業者
- RPP広告の費用対効果(実質ROAS)を厳密に測定して広告配置を最適化したい店舗責任者
- 複雑な各種手数料の計算を自動化し、毎月の決算・利益整理にかかる時間を短縮したい担当者
設計において重視したポイント
単なる「売上データの集計」にとどまらず、店舗運営者が即座に「どの商品の広告出稿を止め、どの商品を強化すべきか」という次のアクションを起こせる粒度(SKU単位・日別)で実質利益を算出できるUI/UXを追求しています。
現在の開発状況
現在はMVP段階として、RMS売上CSVとRPPレポートの突き合わせロジック、商品別純利益の自動計算エンジン、および可視化ダッシュボードの精度検証を行っています。
| 項目 | 詳細情報 |
|---|---|
| Status | MVP |
| Category | E-commerce Analytics Tool |
| Primary Focus | 楽天RMSデータ統合 / 商品別純利益算出 / RPP広告最適化 / ローカルデータ解析 |



